指導歴23年のベテラン塾講師が教える失敗しない中学受験 vol.1
はじめまして。
中学受験の受験指導をしている
現役塾講師の のび太です。
僕は、かつて開成中学に多くの合格者
を出していた中学受験専門塾で校長
を務めました。
その後、小学生から高校生までが
通う塾に移り、現在は個別指導
を中心に受験指導をしています。
中学受験の魅力は絶大です。
成功すればお子さまの能力を
限りなく伸ばすことも可能です。
私立・公立に拘わらず6年制の
一貫教育には無駄がない。
そのため、東大をはじめとした
早稲田、慶応、上智などの上位校
に多くの合格者を出せるのです。
などを見ればよく分かります。
中学受験の人気は高まっています。
2021年の中学受験の受験率(小6
生の総数に対する受験生の割合)
は、過去最高の16.9%。
少子化にも拘らず、中学受験を
した小6生の数は、5万50人で
14年ぶりに5万人を超えました。
このように人気が高まっている
中学受験ですが失敗するとお子さま
を潰してしまう危険もあります。
お子さまを何とか中学受験で成功させ
その可能性を限りなく伸ばしたい
とは思いませんか?
このブログでは中学受験を目指す
お子さまが“失敗しないコツ”
を お伝えしていきます。
初回の今日は、僕が経験した一つの実例
を紹介します。
一人っ子のAくん
小学3年生の時に入塾。
父親は公務員、母親は商業高校出身の専業主婦。
Aくんは、僕の腕にぶらさがって鉄棒をして
いましたが、良くできる生徒でした。
お母様は勉強は見ませんが、自分
の子に今何をやらせればやる
のかが良く分かる方でした。
Aくんは勉強させられているという意識
はないままに、計算や漢字をよくこなし
ていました。
6年生になると、算数などは、模範解答
にない解き方でスルスルと正解を出して
いました。
彼は 第一志望の筑波大附属駒場中
は不合格でしたが 桐朋中学校に合格
しました。
こんな生徒もいました。
二人兄妹の長男Bくん。
父親は会社社長、母親はお嬢様女子大
出身の専業主婦。
彼も小3の時に入塾
志望校は 慶応中等部で 将来は慶大医学部
へ進ませることが お母様の夢
学校説明会には早い時期から参加。
各私立中の学校情報の知識
は 塾講師もかなわないレベル
Bくんは、お母様の勢いに押され
授業はたくさん受けるものの
消化不良で点数が伸びません。
学年が上がるにつれ、勉強の量も増え
内容も難しくなり、彼は
焦るばかりで空回りが続きます。
結局
希望した中学はすべて不合格。
入学したのは、考えたこともない
三流の私立中学 でした。
母親は息子に失望。息子本人は、
わずか12歳で人生に絶望感です。
この 二人のお母様
どこが違っていた のでしょう?
A君のお母様は 常に本人に注目し
B君のお母様は 常にご自分の理想を追求
していたのです。
中学受験をするのは 本人。あくまでも
お子さまにとって何が良いのか
を常に 考えて下さい。
中学受験で“失敗しないコツ”のひとつ目は
“子ども自身をよく見よう“
ということです。
さて、あなたのお子さまは、
どこの中学を目指しますか?
思いつく中学校のホームページ
をいろいろ見てみましょう!
次回は、志望校選択に必要な
中高一貫校の全体像 をお伝えします。
最後までお読み頂きありがとう
ございました。
今日一日があなたにとって素敵
な一日となりますように。