指導歴23年のベテラン塾講師が教える失敗しない中学受験 vol.8
こんにちは。のび太です。
前回、中学受験で”失敗しないコツ”の7つ目は、
”勉強する際には必要なものをきちんとそろえ不要なものは目の前に置かないこと”
だとお伝えしました。
今回はお子さまの生活時間について考えます。
中学受験で”失敗しないコツ”の8つ目は、
”規則正しい生活をすること” です。
これが習慣として定着すると
お子さまの学力はどんどん伸
びてきます。
しかし、これが習慣として定
着しないと学力はなかなか伸
びてきません。
勉強するのは生身の人間です。
体調を整え様々な知識を効率
よく吸収するにはこれが大切。
お子さまの身体を、肉体的にも
精神的にも学力をつけやすい状
態に整えておきましょう。
これが出来るかどうかで雲泥の
差がつきます。
文科省が「早寝・早起き・朝
ごはん」を推奨しているのも
うなずけます。
参考: hayanehayaoki.jp
勉強に自主的に取り組む姿勢
を引き出すには、条件反射に
よる勉強量の確保が役立ちます。
やる気が出た時には長時間勉強
し、普段はあまり勉強しないと
いう子の総勉強量は少ないです。
効率の良い勉強法も、まずは
ある程度まとまった勉強量が
なければ生きてきません。
決まった時間に決まった場所で
お決まりの勉強をする習慣をつ
けると条件反射でこなせます。
条件反射の力はすごいもので、
やる気がなくても一定程度の勉
強量がこなせてしまうのです。
そうやって先ずはこなす勉強量
を増やしていきましょう。
御三家の女子学院中に合格した
生徒のお母様に「最近どうされ
てますか?」と聞いたところ
「毎朝、漢字と計算をやってい
ます。受験が終わってもやらな
いと調子がでないと言ってます」
との答えが返ってきました。
条件反射の力はすごいですね。
小学生は平日朝8時~午時4時
頃までは学校があります。
朝6時に起きるとすれば夜10時
には寝ることになるでしょう。
学校での8時間と睡眠の8時間
を除き、残り8時間をどう使う
かが重要です。
帰宅後夕方4時~夜10時、早朝
6時~8時。この8時間の効率的
な時間の使い方を考えましょう。
8時間のうち2時間は、朝夕の食
事、入浴ほかで消えるでしょう。
ですから残り6時間に工夫が必要。
この6時間の中には塾での2~
4時間の勉強時間も含まれます。
週に2日~4日はそうなります。
スイミング、野球やサッカー、
ピアノなどの習い事をしている
小学生も少なくはありません。
この時期、体力づくりや感性を
養う教育も大切です。受験との
バランスを考えてさせましょう。
子どもたちは、体力のある子、
体力のない子、特異なアレルギ
ーのある子など実に様々です。
あなたのお子さまの状況に合わ
せ、効率的な生活時間の使い方
と勉強法を考えていきましょう。
中学受験を迎える9~12歳の
子供達は自分で自分の生活時間
の管理を行うことが出来ません。
親がいかに子どもの生活時間を
上手に組み立て習慣化できるの
か が 受験成功のカギ となります。
規則正しい子どもの生活を守る
のは、親自身の規則正しい生活
です。できているでしょうか?
この機会に見直してみて下さい。
次回は、お子さまの生活習慣に
ついてお伝えします。
最後までお読み頂きありがとう
ございました。
今日一日があなたにとって素敵
な一日となりますように。