指導歴23年のベテラン塾講師が教える失敗しない中学受験 vol.11
こんにちは。のび太です。
前回、中学受験で”失敗しないコツ”の10個目は、
”いろいろな学習体験をさせること”
だとお伝えしました。
今回お伝えする ”失敗しないコツ” の11個目は、
”学力の伸びには限界があることを知ること” です。
これを知ることで冷静で客観的
な判断ができるようになります。
これを知らないとお子さまを
潰してしまうこともあるのです。
長。ビートたけしの兄)との
対談に参加した時のこと。
先生は
勉強すれば誰もができるように
なる訳ではない といわれました。
生まれつき歌のうまい子もいれ
ば、スポーツが得意な子もいま
す。勉強だって同じでしょうと。
最初から得意な子もいれば、苦
手な子だっているのです。高等
教育段階になるとよく分かるそう。
だから先生は、大学に入学した
学生には少々残酷かも知れない
が、はっきりそう仰ってるそうです。
それも一理あるなと思いました。
でも、何とか頑張ってもらいた
いのが親心。学力の伸びが無限
ではないにしても伸ばしましょう!
勉強は習慣です。規則正しい
生活をし、朝起きたら漢字・計
算に取り組ませましょう。
脳が働くためのエネルギー源は
ブドウ糖です。起床後は砂糖入
りのホットミルク等で始動開始。
学校への「持ち物リスト」を見て
忘れ物はしないようにしましょう。
それが時間を有効に使うコツです。
こまめにメモを取り、連絡帳と共
によく見直す習慣もつけましょう。
また、同時に2つ以上のことがで
きるようになると更に時間の節約
ができ効率が良くなります。
たとえば暗記すべき事項の音声
教材を聞きながら、着替えや持ち
物確認を済ませ朝食をとるなど。
書きやすい筆記用具や便利な文
房具類は積極的に使いこなしま
しょう。コピー機はかなり使えます。
そうやって効率の良い勉強習慣
を体得させていくわけです。
でも、これらが直ぐにできる子
はなかなか居ませんよね?
これらが良くできている親たち
が根気強く子どもをそう仕向け
ていく努力が必要です。
まずは親ができていなければ
なかなか子どももできるように
はならないということです。
ある意味、中学受験は家族全員
で生活の仕方を見直す機会でも
あるのです。
成長の途上にある子ども達には
体力的に弱い子や精神的に幼い
お子さまもいらっしゃいます。
また発達障害や特異なアレルギー
をお持ちのお子さまもいるでしょう。
それらの状況をどう克服しサポート
していくか考える必要もあります。
音楽や美術、スポーツなどでの
才能がありそうな子は、それを
伸ばしてあげることも必要です。
中学受験では、何も偏差値の高
い学校に入れるばかりが能では
ありません。
お子さまが持っている能力を引
き出し、本人の自己実現に生か
す一つの機会でしかないのです。
あなたのお子さまはどんな個性
をお持ちですか? また、どんな
特性やハンディをお持ちでしょう?
よく見直してみて下さい。
次回は、お子さまの特性やハン
ディに対応する受験の仕方につ
いて考えます。
最後までお読み頂きありがとう
ございました。
今日一日があなたにとって素敵
な一日となりますように。