指導歴23年のベテラン塾講師が教える失敗しない中学受験 vol.20
公立中高一貫校受検のすすめ ⑤
こんにちは。のび太です。
前回は「どんな手順で作文練習を
していけばよいのか」をお伝えし
ました。
今回は「どんなやり方で作文練習を
していけばよいのか」お話します。
ひとことで言うと
塾 に 通う のを やめよう!
ということです。
これからは
塾 が 家庭 に やってくる時代
です。
僕の友人の息子さんは、現役で東大に合格
しながらアメリカの大学に進学し、
卒業して今春、日本で就職しました。
彼の 職業選びの条件 は、1日8時間
の睡眠がきちんととれる仕事だそうで
完全にリモートワーク とのこと。
スマホ等の通信規格も5Gに移行
が進み、毎秒20Gb(4Gでは1Gb)
の 高速・大容量に大きく進化。
これからは遠隔医療も可能になります。
(医者が 遠隔地から 患者の顔色や
微妙な症状変化を把握して治療)
塾 も これらの技術を生かして生徒、保護者の皆様が利用しやすいように進化すべき です。
塾が家庭にやってくる時代 では、
これまでのように時間や場所に縛られず
に 作文力をつけようということです。
考えてもみて下さい。
子どもを親の思いどおりに動かす
のはとても大変ですよね。
「作文を書きなさい!」といって
もなかなか書かず、まったく予期しない
時に書き出したりします。
たとえば
子どもが書く気になった時に書かせ、
写真に撮ってスマホで送れば
翌日には添削されて返ってくる...
なんて良いと思いませんか?
細かなアドバイスはビデオ通話を
使って相談ができれば、塾まで通う
時間は要りませんよね。
このやり方を使えば、例えば 地方で
公立中高一貫校 の 受検準備 をしている方
も 指導を受けられ ます。
全国 に 約 200校ある 公立中高一貫校 の
作文指導 を 東京の先生にしてもらう
ことも 可能になる のです。
東京学芸大学で鷲山 恭彦先生が
学長 をされていた折、数名の方々と共に
教育対談 をしたことがあります。
その際、学長先生は 学芸大附属高校
の教頭であった 丹伊田 敏先生 の次の
ような 言葉 を紹介されました。
教員のあるべき姿についてです。
教員には次の5つの「者」
であることが求められる。
まず、先生になる為には、学問が
しっかりしている「学者」
でなければならない。
そして、人を惹きつける「役者」
でなければならない。
さらに、人を楽しませる「芸者」
でなければならない。
また、生徒が直面している課題を正確に
とらえ将来を考える「易者」
でなければならない。
心身の状態や兆候を敏感にとら
える「医者」でなければならない。
そして、こうした前提に立って、先生は
人を引っ張っていく「機関車」
でなければならない。
すばらしいお話だと思いました。
僕は この教員のあるべき姿を
急速に進む通信技術等を生かし、現代に
合う形で実現したい と考えています。
20回にわたり僕の拙いお話におつき
あい頂き、本当にありがとうござい
ました。
また、どこかでお会いしましょう!