指導歴23年のベテラン塾講師が教える失敗しない中学受験 vol.6
こんにちは。のび太です。
前回、中学受験で“失敗しないコツ”の5つ目は、親が子どもの
“塾での勉強の進捗を常に把握し管理すること”
だとお伝えしました。
これを継続して行うためには、
(母)親 の 子どもの教育に対する確固たる信念
が必要です。
今回は、
親は子どもの勉強にどう関わるべきか
ということについてお話します。
実例を2つ紹介します。
一つ目の実例は、公立中高一貫校
を志望するご家庭 の話です。
適性検査 の 理系の問題の解き方
を質問してきたお嬢様に答える為
に お父様が大奮闘
適性理系の問題は、正解が一つ
ではなく、考え方が正しければ
答えが複数 あったりもします。
専門の塾講師であっても、すぐには
正解不正解の判断がつかない場合
も少なくありません。
このお父様、そのような問題に答える
ために連日睡眠時間を削ってお勉強
その結果、ついに 倒れてしまいました。
数日間仕事を欠勤したあとに考えたことは
「塾に通わせているのに、なぜここまで親がやらなければいけないのか」ということです。
二つ目の実例は、私立中学受験の
大手塾に通うお子さま の話
普段は20名ほどのクラス授業を受講。
休み時間に質問に並ぶが、並ぶ生徒が
多くいつも自分は質問できずに終わる。
仕方がないので帰宅してから 親に質問
しかし、共働きの両親は質問に 十分には
答えられず分からない所が増えていく。
親としては「塾に通わせているのに
なぜ親が毎晩子どもの勉強を見なければならないのか」と疑問を抱いている。
さて、どうすれば良いと思いますか?
この2つの事例では、まず
塾の先生に相談し解決策を模索 してみることです。別に質問する機会を設けてもらえるかも知れません。
中学受験で“失敗しないコツ”の6つ目は、
“親は塾の勉強の中身にはかかわらないこと”
です。
親が一貫した方針のもと、継続して勉強を
教えられるなら別ですが、それが出来ない
のなら教えない方が無難です。
ご自分の時間が空いたお休みの時だけお子
さまの算数の勉強を見るお父様がおられます。
しかし、これはあまり好ましくありません。
算数の問題は解き方が何種類かあり
まずは塾で習ったやり方で一通りマスター
してしまうことが肝要です。
それが出来ていない段階で違う解き方
を教えると子どもの頭が混乱して
問題を効率よく解けなくなるからです。
親がやるべきことの一つ目は、
一家団欒の時などに身近な社会問題などについて
子どもに考えさせる機会を作ることです。
たとえば、新型コロナウィルス感染症
への対応策やSDGsについて親子で
議論してみるのも良いでしょう。
親がやるべきことの二つ目 は
漢字を正確に覚えさせ計算が正確に早く
こなせるよう練習させることです。
漢字の読み書きが正確に出来な
と文章も読めないので、読解力も
ついてきません。
計算が正確にこなせないと
難
正解を書くことが出来ません。
漢字では筆順や止めはねを正確
に覚え、計算では読みやすい数
字を書く練習が必要です。
これらの練習を毎日の習慣にする
ことで学力をつける土台ができ、
入試での減点もかなり防げます。
さあ、明日からお子さまの漢字
・計算練習を朝晩の習慣にして
みましょう!
次回は、お子さまの学習環境
についてお話します。
最後までお読み頂きありがとう
ございました。
今日一日があなたにとって素敵
な一日となりますように。
指導歴23年のベテラン塾講師が教える失敗しない中学受験 vol.5
こんにちは。のび太です。
前回、中学受験で“失敗しないコツ”の4つ目は
“お子さまに合った塾を選ぶこと”
だとお伝えしました。
お子さまに合った塾を探すため
のネット検索や資料請求、体験
授業の申込みなどはされましたか?
お子さまが通う塾が決まったら
次に必要になるのが、受験勉強
をうまく進める為の”家族の協力”です。
これが中学受験で“失敗しないコツ”の5つ目
に大きく関わります。
一口に「家族」とはいってもじつに様々。
ご両親が共稼ぎで一人っ子のご家庭も
あれば、兄妹3人が各々習い事を
されているご家庭もあります。
そのような状況下で塾通いが始まる
のです。
まず考えなければならないのは
塾への送迎と食事(弁当)の準備です。
小学生(とくに低学年)が、最初から一人で
塾に通うのには無理があります。
慣れるまでは送迎が必要になるでしょう。
徒歩や自転車で通える距離ならまだしも
電車や車での送迎が必要な場合も少なく
はないのです。
中学受験では、週に2回~4回
塾に通い、1回の勉強時間が2
時間~4時間程度となります。
通塾にかかる時間や授業時間帯に
もよりますが、お弁当を持たせた
り送迎が必要な場合も出てきます。
中学受験はお母様の受験とも言われます。
それだけ母親の果たす役割が大きいのです。
学力をつけるためのポイントは
正しい勉強習慣をできるだけ早い
時期にお子さまの体に叩き込む事です。
反抗期に入る前の親のいうこと
を聞く低学年のうちに勉強の方向
づけをすること。
これが中学受験で成功する為の要諦です。
とは言っても現実問題、やってみると
なかなか大変です。専業主婦であっても
慣れるまでは骨が折れます。
子どもが3人いて、それぞれ塾や
習い事に通い、送迎や食事の準備
が皆必要となったら、さあ大変!
お母様は分刻みのスケジュールを
毎日こなすことになります。
これがフルタイム勤務のお母様の
場合、かなり困難であることは目
に見えて明らかです。
フルタイム勤務で一人っ子を早稲田中学
に合格させたお母様がおられました。
彼女は、子どものしつけ(時間厳守
で自主的に動く。忘れ物はしない等)
が徹底していました。
さらに担当講師に頼んで、毎回の連絡ノート
を欠かさずやり取りしていました。
送迎や食事の準備のほかに ご父母がやるべきことは
「早寝・早起き・朝ごはん」をはじめとした
きちんとした生活習慣を習得させること
なのです。
塾での授業が始まると、授業や宿題の
プリント、お知らせなどが配布されます。
これらはきちんと整理していつでも
使える形にしておかなければなり
ません。
「配布プリントをなくさず、きちん
と整理し活用する」ことが出来る
小学生は多くはありません。
できる母親は、毎回配布物と宿題を
チェックし、練習プリントなどは
何枚かコピーして子どもに解かせます。
そしてそれらの作業が次第に
子ども自身で出来るよう仕向けます。
以上まとめると、
中学受験で“失敗しないコツ”の5つ目は
“塾での勉強の進捗を常に把握し管理すること”
なのです。
継続してこれを行うことは簡単ではありません。
これが出来るようになるには何が必要か
考えてみて下さい。
次回は、「親は子どもの勉強にどのように関わるべきか」
についてお話します。
最後までお読み頂きありがとう
ございました。
今日一日があなたにとって素敵
な一日となりますように。
指導歴23年のベテラン塾講師が教える失敗しない中学受験 vol.4
こんにちは。のび太です。
前回、中学受験で“失敗しないコツ”の3つ目は
“受験の方針をよく考え適切な目標を決めること“
だとお伝えしました。
お子さまの具体的な受験の方針と
目標設定はできましたか?
これらが決まれば、次に親がすべきことは
“お子さまに合った塾選び” です。
これが“失敗しないコツ”の4つ目になります。
教育熱心なご家庭では、ご両親の
いずれかがお子さまの勉強を見て
中学に合格させる場合もあります。
しかしこれは、ご父母の何れか
が専業主婦(主夫)で指導能力
をお持ちの場合に限られます。
ご両親とも共働きのご家庭も少
なくはなく、殆どの方は専門の
塾に通わせているのが現状です。
4人のお子さまを全て東大医学部
に合格させた「佐藤ママ」もお子
さまを早い時期から通塾させています。
ご自身は専業主婦、元高校教師で
もあり、それなりの指導力をお持ち
でありながらもです。
中学受験でまず 親がすべきこと
は、適切な塾選びになります。
通塾なしでの合格は困難です。
塾選びを誤ると、
お子さまの能力が伸びないだけでなく、
お子さまが勉強嫌いになってしまいます。
では、どんな塾を選べば良いの
でしょうか?
現在、全国にある塾の数は約55,000軒。
コンビニの数とほぼ同じです。
この中からどんな観点で塾を選ぶのか。
物理的に子どもが通える範囲内
で、志望する中学への合格実績
があり、本人が通う気になる所
ということになります。
塾には集団授業をおこなう所と
個別指導をおこなう所があります。
中学受験の大手塾は、集団のクラス
授業をおこなう所が多いです。しかし
その形態が合わないお子さんもいます。
また、大手のトップ塾に入っても
ついていくのが大変で、その補習の為に
他塾で個別指導を受ける生徒もいます。
複数の塾をかけもちすると費用
もかさむので、まずはお子さまに
ぴったりの塾を1つ選びましょう。
ご自宅から通える範囲にある塾で
体験授業を受けさせてみて、その
結果を見て判断するのが良いでしょう。
合格実績だけを見て塾を選ぶと
子どもが拒絶反応を起こす場合
もありますので、注意しましょう。
担当講師とじっくりお話をして
お子さまの受験の方針と目標に
合う塾かどうか判断して下さい。
有名塾であっても校舎担当者によって
対応にバラツキがある場合も多いです。
要はお子さまに対してしっかりとした
指導をしてくれるのか、校舎責任者や
担当講師と面談して確認することが必要です。
中学受験に向けてのお子さまの
学習環境は、塾と家庭と学校での
勉強の習慣化で作られます。
さて、あなたがお住まいの地域
にはどんな塾があるのでしょう?
ネットで検索してみましょう!
「中学受験 塾 〇〇市(区)」で
検索 です。
そして、いくつかの塾に資料請求し
入塾相談・体験授業の予約も
してみましょう。
実際に動き出して分かることが
たくさんありますよ!
次回は、中学受験に向けての
家族の協力についてお伝えします。
最後までお読み頂きありがとう
ございました。
今日一日があなたにとって素敵
な一日となりますように。
指導歴23年のベテラン塾講師が教える失敗しない中学受験 vol.3
こんにちは。のび太です。
前回、中学受験で“失敗しないコツ”の2つ目は
各“学校をよく見てお子さまに合った中学を選ぶこと“だ
とお伝えしました。
6年制の中高一貫校には、400校
ほどの私立の他に、公立も200校
くらいあるとお話ししました。
どちらが良いのか、ある程度
お考え頂いたかと思います。
中学受験で“失敗しないコツ”の3つ目は
“受験の方針をよく考え適切な目標を決めること“
です。
長年受験相談を担当して一番困るのは
お父様とお母様で受験の方針が全く異なる
ご家庭です。
お子さまは父親と母親から違う
指示が出されるため迷って勉強
に集中できません。
このようなご家庭のお子さまは
まず、成績が伸びません。
一方、ご両親の話し合いが出来ていて
受験の方針と目標が決まっているご家庭
のお子さまは成績がよく伸びます。
ですから、方針と目標を決めましょう!
今回は
方針と目標を決める上で必要な受験計画の考え方
をお伝えします。
これは公立中高一貫校の
主な難関大学の合格実績(2019年)です。
やはり、御三家といわれる私立等に
比べると見劣りするかも知れません。
ですから、難関大学合格を重視する方針
でいくのなら私立中学が選択肢の上位にくるでしょう。
しかし、中学受験をお考えのご父母の
最近の受験の方針は、多種多様
になってきています。
難関大学合格に有利な中学に入学させたい
という方ばかりではないのです。
たとえば
それほどレベルが高いところは望まないが
部活動なども含め充実した学園生活が送れる学校
学区内の公立中学は
校内暴力や学級崩壊があると聞いているので
安全に通える学校が良い
早めに大学附属の中学に入れておけば
一定レベル以上の大学には楽に進学が可能
等々
以上のような場合には、目標とする中学を
これらの方針で選択する必要があります。
そもそも
なぜ中学受験をするのでしょうか?
早い時期からお子さまの
能力や可能性を引き出せる環境においてあげるため
ではないでしょうか?
しかし、
子どもの成長のスピードはまちまち
小学校で伸びる子もいれば中学、高校の子もいます。
また、実際のところ 中学受験で成功しても
その後もずっとうまくいくとも限りません。
姉弟とも御三家に進学しながら
姉はまともに就職できず
弟も大学受験に失敗した方もいます。
中学受験の小学生の段階では、
その子の成長のスピードに合った選択をすべき
だと思います。
更に、全国に600ほどの一貫校
があっても、居住地によりお子さま
が通える中学は限定されます。
そうなると首都圏の方で十数校
地方の方は2,3校に限定される
のが現実的なところでしょう。
従って通学可能な中学の中から
お子さまに合った学校を選んでいく
ことになります。
私立中受験生は、小4~小6まで
公立中受検生は、小5~小6まで
塾に通う方が多いです。
そのための塾の費用は、2年間で
200万、3年間で300万程度は
みておく必要があります。
さて、以上のことを頭に入れた上で、お子さまは
具体的にどの中学を目指すべきか
お考え下さい。
次回は
受験の方針と目標がほぼ決まったら
次に親がすべきことをお話しいたします。
最後までお読み頂きありがとう
ございました。
今日一日があなたにとって素敵
な一日となりますように。
指導歴23年のベテラン塾講師が教える失敗しない中学受験 vol.2
こんにちは。のび太です。
中学受験で"失敗しないコツ”のひとつ目として
前回、“子ども自身をよく見よう“
とお伝えしました。
あなたが思いつく中学校のホーム
ページをご覧いただくようご案内
もしましたが、いかがでしたか?
実際にHPを開いてみると
どこを見ればよいのか
ちょっと戸惑いますよね。
そこで今回は、HPも参考にしつつ志望校選択
に必要な中高一貫校の全体像
をまず見ておきましょう。
“中学受験で"失敗しないコツ”の2つ目は
各“学校をよく見てお子さまに合った中学を選ぶ”
ことだからです。
いくら偏差値が高くても
入学した中学がお子さまに合わないと
地獄の6年間を過ごすことになります。
反対に偏差値はそこそこでも
お子さまによく合った中学に入学すると
飛躍的に能力が伸びることもよくあるのです。
中学受験というと
伝統のある私立中学を思い浮かべる方
が多いと思います。
しかし2005年以降、
全国に 公立中高一貫校が次々と開校し
現在その数は約200校となりました。
全国に約400校ある私立中高一貫校
と合わせると6年制の中高一貫校は
約600校(ほか国立の中学も全国に71校あり)。
東京都内には188の私立中高一貫校
と11の公立中高一貫校があります。
その中からお子さまにあった中学
を選んでいくことになります。
まず、
を次の3点から見ておきましょう。
教育内容、学費、受験勉強の中身です。
教育内容はどう違うのでしょう。
私立中高一貫校には、それぞれ
独自の「建学の精神」があり、
ユニークな教育がなされます。
私立中学を選択する方の多くは
そこに魅力を感じていると思い
ます。
公立中高一貫校にもそれぞれ
独自の「教育目標」はありますが
私立ほど伝統はありません。
また、先生方は公務員なので
異動があり、私立に比べ独自性
を維持するのは難しい環境です。
次に学費はどう違うのでしょう。
私立中高に6年間通わせた場合
の学費は約489万円、
公立中高一貫校では約187万円です。
また、学費以外の学習費(教材
費や塾代など)が、公立・私立
とも6年間で約200万円です。
私立一貫か公立一貫かを決める際
には、これらの費用も考慮すること
が必要です。
最後に受験勉強の中身はどう違う
のでしょう。
私立中 を 国語・算数・理科・社会
の 4教科で受験する場合には、
結構な分量の知識量が必要です。
国語では学校にもよりますが、
SDG’sや環境問題、AIなどについて
抽象的で哲学的な思考も求められます。
算数では特殊算(つるかめ算・流水
算他)など公立小では殆ど教えない
内容の学習が必要です。
理科・社会については、一般の
公立中学校の3年生が学ぶレベル
くらいまでほぼ必要です。
ですから、通常 小4~小6まで
の 塾通いが必要 になります。
一方、公立中高一貫校の入試問題である
適性検査は、理系と文系(多くは作文)
の問題です。
知識量ではなく
いかに知恵が働くかを見る問題
となります。
その為、それほど知識を蓄える
必要はありませんが、
特有の問題を解く訓練が必要です。
僕が担当した桜修館中等教育学校や
立川国際中等教育学校の合格者には
半年の塾通いで勝利した者
もいます。
さて、あなたのお子さまは
私立中と公立中のどちらを
目指しますか?
じっくり考えてみて下さい。
次回は、受験計画の考え方に
ついてお伝えします。
最後までお読み頂きありがとう
ございました。
今日一日があなたにとって素敵
な一日となりますように。
指導歴23年のベテラン塾講師が教える失敗しない中学受験 vol.1
はじめまして。
中学受験の受験指導をしている
現役塾講師の のび太です。
僕は、かつて開成中学に多くの合格者
を出していた中学受験専門塾で校長
を務めました。
その後、小学生から高校生までが
通う塾に移り、現在は個別指導
を中心に受験指導をしています。
中学受験の魅力は絶大です。
成功すればお子さまの能力を
限りなく伸ばすことも可能です。
私立・公立に拘わらず6年制の
一貫教育には無駄がない。
そのため、東大をはじめとした
早稲田、慶応、上智などの上位校
に多くの合格者を出せるのです。
などを見ればよく分かります。
中学受験の人気は高まっています。
2021年の中学受験の受験率(小6
生の総数に対する受験生の割合)
は、過去最高の16.9%。
少子化にも拘らず、中学受験を
した小6生の数は、5万50人で
14年ぶりに5万人を超えました。
このように人気が高まっている
中学受験ですが失敗するとお子さま
を潰してしまう危険もあります。
お子さまを何とか中学受験で成功させ
その可能性を限りなく伸ばしたい
とは思いませんか?
このブログでは中学受験を目指す
お子さまが“失敗しないコツ”
を お伝えしていきます。
初回の今日は、僕が経験した一つの実例
を紹介します。
一人っ子のAくん
小学3年生の時に入塾。
父親は公務員、母親は商業高校出身の専業主婦。
Aくんは、僕の腕にぶらさがって鉄棒をして
いましたが、良くできる生徒でした。
お母様は勉強は見ませんが、自分
の子に今何をやらせればやる
のかが良く分かる方でした。
Aくんは勉強させられているという意識
はないままに、計算や漢字をよくこなし
ていました。
6年生になると、算数などは、模範解答
にない解き方でスルスルと正解を出して
いました。
彼は 第一志望の筑波大附属駒場中
は不合格でしたが 桐朋中学校に合格
しました。
こんな生徒もいました。
二人兄妹の長男Bくん。
父親は会社社長、母親はお嬢様女子大
出身の専業主婦。
彼も小3の時に入塾
志望校は 慶応中等部で 将来は慶大医学部
へ進ませることが お母様の夢
学校説明会には早い時期から参加。
各私立中の学校情報の知識
は 塾講師もかなわないレベル
Bくんは、お母様の勢いに押され
授業はたくさん受けるものの
消化不良で点数が伸びません。
学年が上がるにつれ、勉強の量も増え
内容も難しくなり、彼は
焦るばかりで空回りが続きます。
結局
希望した中学はすべて不合格。
入学したのは、考えたこともない
三流の私立中学 でした。
母親は息子に失望。息子本人は、
わずか12歳で人生に絶望感です。
この 二人のお母様
どこが違っていた のでしょう?
A君のお母様は 常に本人に注目し
B君のお母様は 常にご自分の理想を追求
していたのです。
中学受験をするのは 本人。あくまでも
お子さまにとって何が良いのか
を常に 考えて下さい。
中学受験で“失敗しないコツ”のひとつ目は
“子ども自身をよく見よう“
ということです。
さて、あなたのお子さまは、
どこの中学を目指しますか?
思いつく中学校のホームページ
をいろいろ見てみましょう!
次回は、志望校選択に必要な
中高一貫校の全体像 をお伝えします。
最後までお読み頂きありがとう
ございました。
今日一日があなたにとって素敵
な一日となりますように。